前略、セチガラ山より。

ブービンとか呼ばれている人の日々の世知辛いアレ

どうすかー?と声かけられ、渋谷のユーロスペースでレイト公開中の映画『お元気ですか?』を観てきました。結論を一言で言うとこの作品、身近なひとを失ったことがあるなら、きっと誰しも感じた感情を揺さぶる物語です。ネタバレなしでお伝えします。


 


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旅先から次々と電話をかける冴子。お世話になった職場の店長、学生時代の恩師、往年の悪友、付き合いのない姉、仲良しのママ友、看護師、弁護士、かつての恋人、義理の両親。


 


電話相手とのやりとりは様々で、感謝だったり謝罪だったり、ときに事務的なものだったり。物語はそうした音声コミュニケーションを中心に、次第に冴子の身に起こったことを紡いでいきます。


 


人殺しの映画監督、室賀厚が手がけた初のヒューマンドラマは、言葉の力に直球で挑んだものでした。お元気ですか? タイトルそのままなんですけど、その言霊のエネルギーはとても強力なんだと改めて思います。


 


物語は後半のために存在し、それはどうしたって僕らはなんで生きてんだ? 死んでんだ?ってところに行き着きます。けれど、それは言霊に救われんだ。冴子も俺もやっぱ救われんだ!  


 


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低予算と思われる作品ですが、ギュッとまとめて心をギュッと掴まれます。主演は、櫻の園宮澤美保。女子の「あの頃」を抽出した吉沢秋生の原作を、中原俊が余すことなく映像化した日本映画の女子友情群像劇の金字塔、櫻の園のあのハツラツとしたアイツですよ!


 


脇を固める俳優陣も個性派ぞろいの本作。一見すると地味な日本映画風なんですけどそうじゃない。なんかね、こういう作り手のエネルギーのかたまりがちゃんと見える日本映画、止めちゃだめだと思うんだ、マジで。


 


てなわけで、サブカルお馴染みユーロスペースのレイトですけど、みんなに見てもらいたいなと思いました。


 


マスゴミおじさん、室賀監督にいろいろインタビューしたい気持ちでいっぱい。まだ、気持ちがホカホカしてる!上映期間タイトなのでご注意を。


 


映画「お元気ですか?」公式サイト


 


 


 


 


 


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