前略、セチガラ山より。

ブービンとか呼ばれている人の日々の世知辛いアレ

週末に大垣に行ってきました。昨夜記事にしました。
今回、イベント出展と取材を志願しました。やっぱり行ってよかったです。足を運ばないと見えない景色がありますから。


モノ作りはEngadgetの日本版が三年やってきたテーマの一つです。当時、メイカーズが流行っていたこともあります。その最初の取材を任されたのが自分でした。まだEngadget に入りたてで、実はあまり乗り気じゃありませんでしたが。
というのも当時、ひと月後にPVを3倍にするミッションを課せられていたので、貴重な土日をイベントに費やすのはもったいないと思っていたんです。死ぬ気でいかねーと3倍はきついぞ、と。

けれど、イベントが始まるとその考えは変わりました。参加者が前のめりで、全力で新しいものを生み出そうと悩んでいたからです。

こんなに真剣なのか!

驚きを隠せない自分がいました。どこかで、所詮は素人たちのモノ作りでしょ?  と思っていたのでしょう。

学生時代、アーティストを志し作品を発表しながら美大生をしていました。子供の頃から絵を描けば賞状がもらえるし、大学に入ってからもポツポツとデザインやイラスト、写真の仕事も来るし、てっきりアーティストになるもんだと思っていました。

いやはや、若気がいたりまくっているとはいえ、大胆な話です。半端なくせしてプロだと思っていました。それから10年以上、出版社で記者&編集者をやるわけですが、出版社時代も電子じゃない工作をやる機会は何度かありました。
電子工作のイベントは、昔とったデビルなキネヅカが過敏に反応しました。

そんな簡単に誰もが作り手になれるはずがない!

でも、イベントがはじまるとそれが間違いだとすぐに気がつきました。目的は作り手になることではなく、楽しいから作る、なんだなと。

それは自分だって同じでした。楽しいから作品を作っていたし、それを人に見せたかったし、それでスゲーって言われたかった。電子工作のイベントは、かつてのそれを思い出させてくれました。生みの苦しみって楽しいのです。

うまくいかなくてモヤモヤすることも、結果が望んだものにならないこともあるはずですが、作って熱中することって根源的にハッピーなんです。

そんなハッピーを知っている人たちをメディアがサポートできたら、きっと世の中はもっとも楽しくなるはず。そんなこともあって、大垣のイベントには是が非でも参加しようと思いました。

もちろん、取り巻く環境をビジネスにできなければメディアとして継続的に支援はできません。ただこの分野、まだまだ新たな芽が出そうな気配を感じるんですよね。熱があるところにメディアがいないんじゃ、その熱は楽しんでくれるはずの人たちに伝わりきりません。

よーし、まだまだ暴れまーす!
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